リファレンス
Boeing 747-8F
量産貨物機として最大、ノーズドアを開閉可能。積載量、貨物室、ドア、主な運航用途は以下のとおりです。
生産は終了しています。ボーイングは2023年1月に最後の747を引き渡しましたが、機材は現在も貨物輸送の第一線で活躍しています。
- 構造上の最大積載量
- 134,200 kg
- 貨物室容積
- 857 m³
- 貨物室の長さ×幅×高さ
- 54.30 × 4.86 × 3.04 m
- メインカーゴドア
- 3.40 × 3.12 m
Boeing 747-8Fの用途
量産された貨物機として最大で、西側の貨物機として唯一、上方に開くノーズドアを備えています。貨物は側面の開口部から向きを変えて入れるのではなく、機体の中心線に沿ってまっすぐ搭載されます。
このノーズドアがあるからこそ、747貨物機は50年にわたり超大型貨物を運んできました。サイドドアには長すぎる貨物でも搭載できます。メインデッキにはフルハイトのパレットを、床下貨物室にはコンテナ貨物を積載します。
主な積載貨物
このファミリーの構成
- メインデッキは客室設備を撤去し、パレットやコンテナ用の床を備えています。胴体の前方または後方にある貨物ドアからフルハイトのパレットを搬入できます。
- 動力付きローラーとボールマットにより、積載済みのパレットを持ち上げずに作業員1人で所定の位置まで押し込めます。
- 床面のロックがパレットの底部を固定して飛行中の荷重を保持するため、標準的なユニットでは個別のラッシングは不要です。
- 操縦室の後方には剛性のある隔壁が設けられ、貨物デッキには煙探知・消火装置が備わっています。
- 床下貨物室はメインデッキの下にそのまま残され、旅客機と同じLDコンテナを積載します。
オペレーターが選ぶ理由
- 積載量と容積は航空貨物の中で最大で、これが長距離貨物便の採算を支えています。
- 標準ULDは機体から離れた場所で組み付けられ、数分で機内に搭載されます。
- メインデッキの高さがあるため、旅客機の床下貨物室には入らない背の高い貨物も積めます。
- 満載時の航続距離で、大陸間の区間を給油なしで飛行できます。
予約前に確認すべきポイント
- メインデッキ用ローダーとワイドボディ機に対応したスポットが必要なため、取り扱える空港は限られます。
- 構造上の最大積載量まで積むと、通常は飛行可能な区間が短くなります。積載量と航続距離はトレードオフの関係にあります。
- 輸送能力が一部のハブに集中しているため、ルートによっては両端でトラック輸送が加わることがあります。